上空を飛んでいる飛行機がどこに向かっているのか知りたくなったことはないだろうか。あるという人は、遂にその答えを知ることができるようになった。
すぐに「Wolfram Alpha」にアクセスして、「flights overhead(上空を飛んでいる飛行機)」と検索ボックスに入力すると、ユーザーがいる場所の上空を飛んでいるすべての飛行機とその高度、角度、傾斜距離が表示される。同サイトは、飛行機と、太陽および月の位置関係を示す「Sky」マップも表示する。
飛行機の出発地や目的地といった、より有用なデータが欲しい場合は、対象となるフライトをクリックするだけで必要な情報がすべて表示される。さらに、飛行機の現在地と今後の航路を示す地図も確認できる。それらのデータを提供する米連邦航空局(FAA)がフィードに5分間の遅延を組み込んでいるため情報は5分前のものである、ということには注意する必要がある。
筆者は少し時間をかけて、米国時間11月17日に発表されたこの新機能を試してみて、感銘を受けた。検索機能はWolfram Alphaのうたい文句どおりに動作する。そしてデータはすべてが実用的というわけではないものの、上空を飛ぶ飛行機を目撃し、それがどんな飛行機でどこに向かっているのかを知りたいときに役に立つだろう。
しかし、Wolfram Alphaのほかの機能と同様に、この機能も目に見える以上に詳細な情報を提供する。例えば、飛行機に乗っているとき、地上に何か興味深いものがあるのを上空から確認したとしよう。それを見たときの時間を覚えていれば、次にインターネットに接続したとき、Wolfram Alphaに再度アクセスしてその時間とフライトナンバーを入力することで、その時点で自分がいた正確な場所を確認できる。
しかし、このデータの提供元はFAAなので、少なくとも出発地または目的地の一方が米国内にあるフライトしか表示されない、ということには注意が必要だ。
この「flights overhead」機能には、もう1つ注意すべきことがある。同機能は同社のモバイルアプリケーションと連携するので、ユーザーはどこにいても上空を飛ぶ飛行機の情報を検索できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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