ポルノサイト大手のManwin Licensing Internationalが、トップレベルドメイン(TLD)に追加された「.xxx」はポルノ業界に打撃を与えるための独占支配を狙ったものだと主張して訴訟を起こした。
訴状を入手したThe Wall Street Journal(WSJ)によると、この訴訟はカリフォルニア州中部地区米連邦地方裁判所に提訴されたもので、Manwinは具体的にICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)および.xxxドメインを管理しているICM Registryを標的にしているという。Manwinは訴状の中で、両団体が「独占的行為、価格のつり上げ、および反競争的で不公正な慣行」に関与してきたと主張した、とWSJは伝えている。
Manwinはオンラインポルノの世界で実績をあげている。ルクセンブルグを拠点とする同社は現在、「YouPorn」および「PLAYBOY」のオンラインサイトを運営し、全体として毎日6000万人を超える訪問者を引き付けている。今回の訴訟では、ポルノ映画の制作会社Digital Playgroundも、Manwinとともに原告に名を連ねている。
一方のICMは、Manwinの訴状をまだ十分に精査していないとしながらも、米CNETに対し、その有効性に疑問を持っていると述べた。
ICMの広報担当者は米CNETに電子メールで声明を寄せ、その中で次のように述べた。「ICM Registryは訴状を精査しているところだ。われわれはこの主張に根拠がないことを確信しており、本件では積極的に争っていく」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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