ネットレイティングスは11月1日、ニールセン・ネットレイティングスが提供する2011年9月のインターネット利用動向調査結果を発表した。それによると、グーグルのSNS「Google+」の利用者数が大幅に増加し、220万人に達したことが分かった。
9月において、国内の主要SNSサイトの利用者数が最も高かったのは、「mixi」の約1470万人であった。2位は「Twitter」の約1440万人、3位は「Facebook」の約1120万人で、ユーザー数を大幅に伸ばしたGoogle+は約220万人。
Google+は、6月28日より招待制で試験運用を開始し、12週間後の9月20日より一般向けベータ版の提供を開始。サービスが一般公開された直後の9月19日から9月25日の週には、利用者が180万人となり、その後は週あたり50万人程度で推移しているという。また、招待制から一般向けベータ版になったことによる利用者の大幅な増加は海外も同様で、特にアメリカやイギリスにおけるリーチは、日本よりも高い5%台であった。
ネットレイティングスでは、後発SNSとしてのGoogle+の一番の強みは、グーグルの各種サービスとの連携の良さにあると分析。今後も検索のほか、GoogleカレンダーやGmail、Googleリーダー、Picasaなどのクラウド系サービス、BloggerやYouTubeなどとGoogle+の統合を進めていくと予想している。
ネットレイティングスのシニアアナリストである西村友博氏は、「Google+は数ある新サービスの中でも今、最も注目すべきサービス。Google+利用率はそれほど高くはないが、同社が持つサービスの統合がスムーズに進めば、既存のグーグルユーザーを中心にGoogle+が普及する可能性は高い」と予想。さらに、グーグルはスマートフォン向けのOSのAndroidも開発しており、スマートフォンユーザーを取り込んでいく可能性も考えられるとしている。
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