複合カフェの運営などを手がけるランシステムは10月17日、ソーシャルクリッピングサービス「Share Clip」を公開した。
Share Clipは、気になった本やDVD、場所などをクリッピングし、ユーザー同士で共有して、コミュニケーションが図れるサービス。今の気分を表示したり、クリッピング内容などをもとに、趣味が合うユーザーを検索して、コミュニケーションを取ることもできる。Facebook、Twitter、mixiのIDとパスワードで利用できる。
最大の特徴となるのは、同社が運営する複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」との連携だ。店舗内では、会員向けに「自遊空間クリップ powered by ShareClip(自遊空間クリップ)」を提供する。自遊空間クリップでは、店舗で取り扱うフードメニューのクリッピングなども可能。Share Clipのアカウントと連携することで、自遊空間クリップとShare Clipの情報を統合できる。
ランシステムでは、自社で会員管理のシステムを独自に開発、運営しており、50万人超の会員データについてもすべて電子化している。このデータの有効利用の道を模索し、今回のサービス提供に至った。
当初は直営店58店舗で自遊空間クリップを導入。ユーザーの反応も見て、フランチャイズを含む全184店舗への導入を進める。また、現時点ではクリッピングとコミュニケーション機能のみを提供するが、今後はポイントサービスなども導入する予定。ポイントの利用先として自遊空間への送客を狙う。
11月上旬には、AndroidおよびiPhoneのアプリもリリース予定。今後は、クリップ可能なカテゴリの拡張や、サービスのOEM提供なども検討している。
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