サイブリッジは10月7日、ソーシャルアプリケーションを開発する空飛ぶの全株式の70%にあたる3万3544株を取得して子会社化したと発表した。取得金額は非公開で、ミクシィとクロノスファンドが残りの株式を保有する。空飛ぶはミクシィがアプリ開発者支援に向けて設立した「mixiファンド」の第2号出資会社。同社が提供するアプリは「マイミク通信簿」や「マイミクチャット2」など。総利用ユーザー数は700万人を超える。
サイブリッジは子会社化にあたりソーシャルアプリ事業の強化を行う。特に100万人近いユーザー数を保有するマイミクチャット2のてこ入れを進める。サイブリッジはミクシィが先日発表したmixiページのランキングサイト「mixiページ.net」も公開しているが、同サービスとの連携も視野にいれているそうだ。
2004年創業のサイブリッジは現在社員60数名。複数の関連会社を持ち、事業範囲はウェブ、モバイル関連の開発からメディア運営まで幅広い。2011年に入って同社の運営するクーポンアグリゲーションサービス「オールクーポンジャパン」を分社化したほか、ワイアードからシフト管理サービス「シフター」を事業買収するなど積極的に事業の拡大を続けている。
今回の子会社化について、取締役の濱田優貴氏に聞いたところ「空飛ぶの提供するアプリケーションに自社が持つ制作開発のノウハウをプラスすることで、さらに(アクティブなユーザー数は)伸びると考えて今回の子会社化を決定した。今後はソーシャルアプリ事業の方面も強化していきたい」と話してくれた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス