ジャストシステムは10月3日、ネットリサーチサービス「Fastask(ファストアスク)」を開始したと発表した。法人格の企業のみを対象としたサービスで、ウェブ上でアンケートの作成から集計、分析まで完結できるのが特長。
Fastaskは見積書の発行からアンケートの設計、実施、分析までをユーザー自らが完結できるようにし、従来のネットリサーチよりも安価に実施できる。価格は、1問1サンプル回収あたり一律10円、最低利用金額は1万500円から。アンケートを作成した後、ジャストシステム側が内容の矛盾や公序良俗に反していないかなどを確認した後に公開されるしくみ。
今回のリサーチは、ジャストシステムが抱えるモニター約60万人を対象としたもの。ジャストシステムによれば、「モニター品質を他社ネットリサーチサービスと同等とするため、すでに大手リサーチ会社に登録し、アンケートの回答経験が豊富な信頼性の高いモニタを徹底して募集した」としている。
なお、ユーザー企業が保有する会員を対象に、Fastaskのシステムを利用してアンケートを実施することは、現在のところできない。
ジャストシステム代表取締役社長の福良伴昭氏は今回のリサーチ事業について、「意外に思われるかもしれないが、ジャストシステムが長年培ってきた使いやすいソフトウェアの開発、さらには日本語処理技術、ドキュメント処理技術を存分に生かせるサービス。持てる力を結集して取り組み、事業の大きな柱のひとつにしていきたい。かなりの潜在ニーズ、需要があると思っている」と語った。
今後は、ジャストシステムの日本語解析技術をもとに、ウィザード形式で設問を作成できる機能などを追加していきたいとしている。
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