ガイアックスは9月27日、Facebookのファン解析ツール「Fantastics(ファンタスティクス)」を公開した。
Fantasicsは、リンクや写真、イベント、ノートなど、Facebookページの投稿がどのくらいファンやその友達に波及したかを解析できるほか、事前に登録したキーワードがどれくらい投稿されているか、またFacebookページから外部サイトにどれだけ送客できているかといった、“ファン”の行動の可視化を目的としたツール。
Facebookページ上で発信した情報やコンテンツにふれ、Facebookのウォールに投稿したユーザーから、どの程度のユーザーに波及したかという流れを追うことに加えて、もっともコンテンツを波及させるインフルエンサーの特定までが可能。
また、このインフルエンサーとしての度合いと、Facebookページで発信した情報に対してリアクションをした度合いを総合評価し、周囲に影響力があるだけでなく、実際に自らが行動を起こす本当のファンを見いだすという。こうしたファンを特定することで、商品開発時のテストマーケティングや、新商品のモニターやサンプリング、アンケート対象者の選定などが効率的化するとしている。
Fantasicsでは、Facebookページ管理者向けの「ファンタスティクスアプリ」とFacebookページに訪れるユーザー向けの「メンバーシップアプリ」の2つのアプリを使用する。メンバーシップアプリをユーザーが認証することで、管理者はユーザーの属性を取得できる。
ガイアックス クリエイティブインプリメント部クリエイティブディレクターの千葉孝浩氏は、「ガイアックスといえば、これまで投稿監視などネガティブチェックをやってきたノウハウがある。しかしポジティブな評価やファンを見つけるということは難しかった」とサービス開発の経緯を説明。Fantasticsについては、「アクセス解析の延長線上にあるツールではなく、コミュニティを解析するツール」語った。同社では今後、mixiやTwitterをはじめとしたソーシャルメディアのファン解析機能の追加を検討中だ。
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