マイクロソフトBUILD:アプリストアなど「Windows 8」関連の最新情報

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 末岡洋子2011年09月16日 15時56分

 MicrosoftのBUILDカンファレンスはカリフォルニア州アナハイムで、米国時間9月16日まで開催される。会場では5000人以上の開発者が、次期OS「Windows 8」を搭載するタブレットとPC向けの開発について、最新情報を得ようとセッションに詰め掛けている。

 以下に、興味深い話の一部を紹介する。

 Microsoftが、USBメモリでWindowsを起動できる「Windows To Go」についての情報を公開。ブロガーのManan kakkar氏が、9月15日に開かれた満員のセッションになんとか参加できたようだ(このセッションは人気で、部屋の収容力を原因に多数の人が入場を断られている)。Windows ToGoにより、ユーザーはWindows 8インストールをファイルとデータとともにUSB 2.0または3.0のドライブに入れ、あらゆるPCに接続して、作業を再開できる。Kakkar氏のブログでは、Windows ToGoのデモを収録した動画を見ることができる。

 Windows 8のアプリストア「Windows Store」で、Microsoftは売り上げの30%を徴収する?WinRumors.comのTom Warren氏が書いているように、「Metro」スタイルのWindows 8アプリケーションを「Windows Store」で提供するには、Microsoftによるマルウェアチェックプロセスを通過する必要がある。

 BuildセッションをレポートしたIStartedSomethingのLong Zheng氏は、MicrosoftはWindows 8ストアで販売するアプリケーションの売り上げから30%を徴収する計画だと報告している。一方、Buildに参加していた他の人から、Windows 8アプリの開発を奨励するため、Microsoftは--少なくとも最初は--売り上げを共有しない計画だという報告も耳にした。Zheng氏はその後、Microsoftが7対3の売り上げ共有に関する記述を削除したと報告しており、この計画がそのままかどうかはわからない。Microsoftは同ストアでスマートフォンとWindows 8搭載PC向けのアプリをダウンロードできるようにし、レガシーアプリケーションにはリンクを提供することにしている。開発者は独自にライセンスや価格を決められるといわれている。

 姿を現し始めた「WindowsRT」:今週明らかになったWindows 8関連ニュースで、大きなものの1つが“Windows Runtime”こと「WinRT」だろう。Metro主導型のWindows 8アプリケーションの開発と運用のためのアプリケーションプログラミングインタフェースだ。WinRTのセッションに参加したITWritingのTim Anderson氏がブログで詳しく報告している。

「WinRTは、Metroアプリケーションでしか利用できない。Win32アプリケーションからはWinRTを呼び出すことはできず、逆もできない」(ほとんどの場合)とAnderson氏は説明している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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