KDDI、沖縄セルラーは9月14日、スマートフォン向けミュージックプレーヤーアプリをバージョンアップし「LISMO Player(Ver.2.0)」として9月下旬に提供すると発表した。
今回の機能強化により、auのフィーチャーフォンで購入した「着うたフル」「着うたフルプラス」などの楽曲を、microSDを差し替えるだけでスマートフォンに引き継げるようになる。これまでは、PCソフト「LISMO Port」を通じて操作する必要があった。
KDDIによればLISMO Playerは2010年11月の提供開始からすでに130万ダウンロードを超え、auスマートフォンユーザーの半数以上が使用しているという。着うたフルは4億5000万ダウンロードを超えており、それらの資産をスマートフォンに引き継ぎやすくする。
同時にユーザーインターフェースを見直し、再生できる曲がない場合に楽曲のダウンロードを促すなど、初めて使う人にもわかりやすい操作感を目指して開発したという。楽曲データベースと連携させ、アーティストや楽曲情報、歌詞情報を強化。聞いているアルバムのジャケットをフリックすると自動取得した曲の歌詞が表示されるようにした。ユーザーが歌詞を登録する手間をかけずに済む。さらに「info」ボタンをタップするとアーティストの最新ニュースなどもチェックできるほか、TwitterやFacebookとの連携機能も備えた。
今回のバージョンアップについて、「他社にないLISMOの強みは、フィーチャーフォンから楽曲を引き継げること。最近のスマートフォンへの流れを受けて、PCを持っていないライトなお客様も使ってみたいというニーズが増えている。これまでのスマートフォン向けプレーヤーは先進的なユーザー向けで、使うにはハードルがあった。auはこれまでも音楽に力を入れてきたので、スマートフォンでもそのまま曲を使っていただきたい」としている。
LISMO Player(Ver.2.0)は、まずは「XPERIA acro IS11S」から対応する。これまで販売してきたスマートフォンに対しても、11月以降に順次対応する。「au one Market」からダウンロードでき、料金は無料。
このほか、新たに音楽を楽しめるレコメンドアプリ「LISMO CONNEXION」「LISMO!クイズ」を9月下旬より提供する。au one Marketからダウンロードでき、料金は無料。
LISMO CONNEXIONは、お気に入りのアーティストとつながりのあるアーティストや人物を検索すると、アーティスト同士の意外な「つながり」を発見できるアプリ。LISMOで配信のあるアーティストの場合はリスモマークが表示され、楽曲一覧に誘導するしくみだ。これは「人と人」や「人とモノ」などの関係性を数値化してデータベースにし、人のつながりをキーにした属性メタソースをアプリに活用したもの。今後は音楽だけでなく、書籍や映像など他分野のサービスにも展開していくという。
LISMO!クイズは、キャラクターの「LISMOくん」と音楽クイズに答えながら世界の観光都市をめぐるアプリ。全問正解するとスタンプや壁紙などがもらえるほか、クイズの最後に出題されたアーティストの楽曲が紹介される。
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