IT業界でまた1つ大型買収が決まった。
半導体メーカーのBroadcomは米国時間9月12日、NetLogic Microsystemsを1株あたり50ドル(約37億ドル)で買収することで合意に達したと発表した。これは、NetLogic株式の9日の終値31.91ドルに約57%のプレミアムを上乗せした金額だ。
ネットワーク機器の半導体を手がけるBroadcomにとって、NetLogicは妥当な買収対象と思われる。両社は半導体市場で競合しているが、NetLogicは、ナレッジベースプロセッサやマルチコアの組み込み型プロセッサなど、Broadcomがラインアップの強化を必要とする分野で製品を提供していると、両社は共同声明で述べている。
とはいえ、NetLogicはここ数年、あまり好調とはいえない。2009年には、約1億7500万ドルの売り上げに対し、4700万ドルの損失を計上した。2010年には、売り上げ3億8200万ドルに対し、損失は6600万ドルだった。そして2011年は、これまでの2四半期決算において、約2900万ドルの損失を計上している。
一方のBroadcomは、2009年には売り上げ45億ドル、利益6500万ドルを計上している。2010年の売り上げは68億ドル、利益は10億8000万ドルだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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