リクルートの実証・研究機関であるメディアテクノロジーラボは9月7日、ウェブアプリケーション開発コンテスト「Mashup Awards 7(MA7)」を開催すると発表した。
Mashup Awardsは、リクルート メディアテクノロジーラボが毎年開催している開発コンテスト。2011年で7回目となる。協力企業が公開するウェブAPIを組み合わせ、ウェブサイトやスマートフォンアプリなどの作品を開発。その技術やデザイン、アイデアを競うというもの。
第1回では56作品だった応募も、2010年に開催した第6回では544作品とほぼ10倍まで拡大。協力企業も増え、今回は46社181のAPIを利用できるようになった。
また、今回は、通常の1次審査と並行して東北、関東、北陸、関西、九州の5カ所で、プレゼンテーション審査「Mashup Battle」を実施。各会場でもっとも評価された作品を2次審査に選出する。2次審査では、1次審査で選ばれた20作品と、Mashup Battleで選ばれた5作品から、さらに5作品を選出。12月11日開催の最終審査で最優秀賞1作品と優秀賞4作品を決定する。最優秀賞には100万円、優秀賞には10万円、テーマ賞には5万円の賞金が提供されるほか、各種副賞などが用意される。
同日行われたキックオフイベントでは、MA7実行委員会 委員長の羽野仁彦氏が、Mashup Battleなどの新たな取り組みについて紹介した上で「各地の新しいアイデアを拾い上げて、日本全国を盛り上げていこうと考えている」とコメント。また、自身がエンジニアだった経験を振り返った上で、「会社だとなかなか好きなものを追いかけられないが、Mashup Awardsは好きなものや夢を追いかけていける。青臭い言い方だが『エンジニアの甲子園』にしたい」と語る。
MA7ではまた、「エンジニアを応援」「企業・コミュニティを応援」「ニッポンを応援」という3大応援企画を用意する。エンジニア向けには、セミナー形式の「キャラバン」のほか、日帰りの開発合宿「キャンプ」、エンジニアやデザイナー、プランナーの交流の場となる「ミートアップ」といった各種イベントを開催。10月19日には、米国パロアルトでもイベントを開催する。
また企業向けには、公式サイトやイベントでAPIやプラットフォームを紹介し、認知度向上に努めるほか、各社のインタビュー記事を公式ブログで紹介。さらに、IT業界の女性を中心にしたコミュニティ「MUP48」も発足。MA7への女性の参加を促すほか、特別賞を用意する。そのほか日本復興プロジェクト「Power Apps JAPAN」や震災復興運動の「ネットアクション2011」とも連携する。
MA7の実施要領は以下の通り。申し込みはMA7の公式サイトから。
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