ソフトバンクモバイルは9月2日、安全なSNSの利用を目的に、携帯電話使用者の年齢情報を「GREE」と「mixi」に提供すると発表した。提供するのは特定年齢以上か未満かで、生年月日や満年齢は提供しない。開始時期は秋以降を予定している。
SNSで年齢確認が必要なコンテンツを利用する際に、スマートフォンや携帯電話の年齢情報を各コンテンツ提供会社に通知する。通知の際には、使用者に年齢情報の提供についての同意確認を行う。また、各コンテンツ提供会社への年齢情報提供状況を確認することができる。
グリーでは、青少年を違法情報や有害情報から保護する取り組みの一環として、1月からKDDIが保有する年齢情報を活用し、年齢によってメールの送受信やユーザー検索などの機能を制限する施策の効果向上を図ってきた。新たにソフトバンクモバイルが提供する年齢情報を活用することで、ソフトバンクユーザーについても、より精度の高い年齢認証が実施できるようになるとしている。
ソフトバンクモバイルはこれまでにも、有害情報から子どもを守るフィルタリングサービスや、日常生活における携帯電話との付き合い方やトラブルについて学ぶことができる教材「考えよう、ケータイ」を全国の小中学校に無料で配布するなどの取り組みを行っていた。
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