ソニーは9月1日、「Sony Tablet」の「Sシリーズ」(コードネーム:S1)と「Pシリーズ」(コードネーム:S2)を9月17日より順次発売すると発表した。4月に行われたソニー プレスカンファレンスで先行公開した製品だ。
いずれのモデルもCPUにNVIDIA Tegra 2モバイルプロセッサを搭載。前面と背面にカメラを備え、写真撮影やビデオチャットなどにも対応する。なお、背面には“Exmor for mobile”CMOS センサ搭載 HDカメラを備え、有効画素数は115万画素。前面カメラの有効画素数は30万画素だ。3軸加速度センサ、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサを搭載している。
ソフトウェア面では、JavaScriptを大量に使用しているサイトで効果を発揮する「クイック・ビュー」技術に対応したブラウザを搭載。JavaScript処理を先送りし、ウェブページの表示時間を短縮することができるようになった。3G回線など、ネットワーク速度が遅い場合に効果的という。なお、3G回線を利用するには、NTTドコモとのFOMA回線および対応プロバイダとの契約が必要となる。
また、「PlayStation Suite」に対応し、同社のPlayStationのタイトルをプレイできるほか、オンラインブックストアである「Reader Store」により電子書籍コンテンツの購入や閲覧が行える。
Sシリーズは、9.4型のWXGA(1280×800ドット)TFTカラー液晶を搭載。OSは、Android OS 3.1(Wi-Fiモデル)またはAndroid OS 3.2(Wi-Fi+3Gモデル)を採用している。
雑誌を折りたたんだようなデザインが特徴で、薄さを追求しながらも、あえて片側を厚くし、重心をずらすことで長時間の利用でも疲れにくい構造になっているという。サイズは、高さ174.3mm×幅241.2mm×厚さ10.1mm(最厚部20.6mm)。重さはWi-Fiモデルが約598gで、Wi-Fi+3Gモデルが約625g。バッテリ駆動時間は、Wi-Fiモデルがスタンバイ時で約430時間、音楽再生時で約31時間、ビデオ再生時で約6時間、Wi-Fiでのウェブ閲覧時で約6.2時間。Wi-Fi+3Gモデルは、スタンバイ時で約400時間、音楽再生時で約31時間、ビデオ再生時で約6時間、3Gでのウェブ閲覧時で約4.5時間となっている。
発売時期と市場想定価格はWi-Fiモデルが9月17日で約4万5000円、Wi-Fi+3Gモデルは10月~11月で価格は未定となっている。
Pシリーズは、Android OS 3.2を採用し、折りたたみ可能な5.5型ダブルディスプレイ構造を特長とする。PシリーズはWi-Fi+3Gモデルのみとなっており、発売は10月~11月で、価格は未定だ。重さは約372g。
バッテリ駆動時間は、スタンバイ時で約120時間、音楽再生時で約16.8時間、ビデオ再生時で約6.5時間、Wi-Fiでのウェブ閲覧時は約6.1時間、3Gでのウェブ閲覧時は約4.6時間となっている。
なお、3Gモデルは、NTTドコモの取り扱い販売店で販売されるほか、ソニーストア(オンライン、銀座、名古屋、大阪)でも販売する。ただし、ソニーストアの場合は3G契約ができないため、別途NTTドコモでの契約が必要になる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス