ソフトバンクは、米Yahoo株式を譲渡することによって、Citibankからの借入金11億3500万ドルを返済すると発表した。同社は発行済みYahoo株式の約4%を保有してきた。
同社はプレスリリースで、同社が保有するYahoo株式を譲渡することにより、Citibankからの2004年の借り入れを返済する計画であると述べた。今回の株式譲渡により、ソフトバンクのYahooに対する株式保有比率はわずか0.002%に減少する。
当初より、ソフトバンクはYahoo株式または現金によって借入金を返済することになっていた。Yahooの株価はその契約時から大きく下落しているため、ソフトバンクはこの契約によってかなりの得をしたことになる。2012年3月期の連結損益計算書上、売却益として9億9400万ドルを特別利益として計上するという。
返済は2011年9月下旬に完了する予定。
Yahooはプレスリリースにおいて、今回の株式売却は、2004年の借入時の契約条件の一部であったとしている。
「当該借入金の返済期日を迎えたことから、当初の予定通り、米国子会社が保有するYahoo株式をCitibank, N.A.に譲渡し、返済に充当する」と声明には書かれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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