フェンリルは8月24日、複数プラットフォームをまたいでデータの共有や同期を実現するクラウドサービス「Fenrir Pass」を正式に開始した。第1弾サービスとして、タブブラウザ「Sleipnir」向けのブックマーク同期機能を提供する。
Fenrir Passは各種プラットフォーム向けに提供されているSleipnirについて、データを共有したり同期したりできるクラウドサービス。フェンリルでは現在、Windows、Mac、iOS(iPhone/iPad)、Androidの4プラットフォームに向けてSleipnirを提供しているが、このすべてのブックマークデータを同期できる。サービスの利用は無料。ただしアカウントの取得が必要となる。
アカウントを取得し、ブックマークを同期させたいSleipnir上でアカウントを登録すれば、自動で同期を行う。
フェンリルではこれにあわせて、製品のアップデートを実施している。最新バージョンとその機能は以下の通り。なお、すべての製品で今回正式発表したFenrir Passへの対応を行っている。Windows版およびMac版はフェンリルのサイトから、iOS版はApp Storeから、Android版はAndroid マーケットからそれぞれダウンロードできる。
Sleipnir 3 for Windows RC3にアップデート。バグフィックスを実施した。
Sleipnir fo Macベータ版にアップデート。Lionに対応し、トラックパッドでの操作も強化。ピンチ操作でのタブの一覧表示、スワイプ操作でのタブ切り替えなどを実現した。またFenrirFS ブックマークやフォルダブックマークを実装。Safariのブックマークインポートにも対応した。
Sleipnir Mobile for iPhone/iPad 1.4にアップデート。従来の日本語と英語に加えて、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語(繁体字、簡体字)の7言語に対応。また、FenrirFSブックマークの使い勝手を向上。同期できるブックマーク件数についても、1000件から3000件に拡大した。
Sleipnir Mobile for Androidベータ版にアップデート。左右へのフリックで異なるタブ間の移動をしたり、指先で円を描くようになぞることでページの更新ができるジェスチャー機能を備える。また、リンクの長押しで背面にページを開く機能「Hold And Go」や、タブバー上のフリック操作でタブを閉じたり新規タブを作成したりできる。
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