Research in Motion(RIM)が、インスタントメッセージング(IM)サービス「BlackBerry Messenger」(BBM)上で提供する新たな音楽サービスの立ち上げについて米国の4大レコード会社と協議していることを、この件に詳しい複数の情報筋が米CNETに明かした。
情報筋によると、RIMは4大レコード会社のうち少なくとも1社とすでに契約を結んでおり、少なくとも他の2社とも契約間近だという。また、数週間以内にサービスのテスト版が公開される可能性があるという。
BBMは、「BlackBerry」端末ユーザー同士がインターネットを介してリアルタイムでチャットできるIMサービスだ。RIMの新しい音楽サービスがどのようにBBMと連携するのかについて詳細はほとんど明らかになっておらず、RIMの広報担当者にコメントを求めたが回答は得られていない。
大手レコード会社のUniversal Music Group、Sony Music Entertainment、Warner Music Group、EMI Musicは、さまざまな小売サービスの登場を歓迎しており、特にスマートフォンをはじめとするモバイル端末に引き続き関わっていくことに意欲を見せている。米国時間8月17日にはプリペイド方式の通信事業者MetroPCS Communicationsが、月額60ドルのプランに加入している「Android」搭載端末ユーザーを対象に会員制音楽配信サービス「Rhapsody」を利用できるようにすると発表した。
RIMにとって今回の契約は、企業向けの味気ないツールというルーツから離れ、消費者の注目を集める本格的なエンターテインメント機器に成長しようとする最新の試みだ。同社は過去数年にわたり、BlackBerryシリーズの音楽およびメディアプレーヤーの改良に取り組んできたほか、U2などセンスのいいバンドとのコラボレーションも行ってきたが、効果はまちまちだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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