Intelは米国時間8月3日、総額約5000万ドルに達する2つの投資ラウンドを発表した。投資総額の大半はクラウドコンピューティングと組み込み型テクノロジに向けられており、残りは中国の企業を対象としている。
計3000万ドルが、カーネギーメロン大学に設置されているIntel Labsの最新のIntel Science and Technology Centers(ISTC)に投資される。新しいISTCでのクラウドコンピューティング研究には、クラウドをより分散的/集中的なものにする取り組みも含まれる。
Intelは未来のISTCに向けた提案プロセスも展開する。同社は、「Intelは3日より米国学会の研究者に対し、未来のISTCを定義づけるプロセスに必要な情報を自由に提案できるよう、ISTCプログラムを新たな次元に押し上げる」と述べた。
Intelによると、同社はこれとは別枠の投資活動として、ベンチャーキャピタル部門のIntel Capitalを通し、中国企業3社に2200万ドルを投資したという。その3社とは、6DXchange Inc.(6DX)、Beijing JoySee Technology、Shanghai BOCOM Intelligent Network Technologiesだ。
上海に拠点を置き、YaoDian100.comを運営している6DXは、ファッションおよびライフスタイル製品を取り扱う中国の企業対消費者間取引(BtoC)の電子小売業者だ。JoySeeは高精細スマートテレビおよびケーブル用スマートセットトップボックスの研究開発を手がけている。BOCOMは知的センシングおよびネットワーキングテクノロジのプロバイダーで、デジタルセキュリティおよび監視、ITS、テレマティックスに注力している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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