大手チップメーカーのIntelの投資部門であるIntel Capitalは米国時間4月8日、第2回目となる中国向けベンチャー投資ファンド「Intel Capital China Technology Fund II」を発表した。
Intel Capital China Technology Fund IIは投資金額5億ドルの投資ファンドで、無線ブロードバンド、メディア、通信、それに「クリーン技術」分野を手がけるベンチャー企業に焦点を合わせている。
この5年間、中国政府は技術革新を支援し、ベンチャー企業向けのNASDAQのような市場を立ち上げる作業を進めてきた。
「28社以上に投資した初回の投資ファンドの成功を受け、われわれの取り組みを更新する時期が来た」とIntel Capitalでアジア太平洋地区担当マネージングディレクターを務めるCadol Cheung氏は声明で述べている。
Cheung氏によると、Intelは新投資ファンドを利用して、大規模な投資ラウンドに参加し、主要投資家として参画する計画もあるという。
同ファンドの下、IntelはHoldfast Online TechnologyとNewauto Video Technologyの2社に投資している。
Holdfastは、サードパーティーのゲームをホスティングするサービスで、ゲーム愛好家はこれを利用してネットワーク上で対戦できる。一方のNewautoは中国のテレビ局向けにビデオ機器、ネットワークソフトウェア、システム統合を開発・マーケティングしている。
この最新ファンドの投資金額5億ドルは、2005年に設立した初回のIntel Capital China Technology Fundの投資金2億ドルの2倍以上の規模となる。
Intel Capitalは、中国に投資ファンドを設立する以前の1998年から、通信などの特定分野、あるいは地域の投資ファンドで中国企業に投資している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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