PCなどをインターネットに接続するとき、一般的にはNTTなどの通信会社に支払う回線費用と、インターネット接続事業者(プロバイダー)に支払う接続サービス費用との2つがかかるが、このうちプロバイダー費用が無料のサービスが登場した。
それが、フリービットグループで大手プロバイダーのドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が提供する「OpenBit.Net 光 FREE」だ。NTT東日本が提供している光ファイバー回線「フレッツ光」に対応したインターネット接続サービスとなっている。無料は、月額費用が高いなどの理由からまだ光ファイバー回線の導入をためらっている人たちなどにぜひ使ってもらいたいという思いから、NTT東日本の支援で実現できた。
プロバイダー費用を無料で提供する代わりに、契約は2年ごとの自動更新になるほか、個人を特定できない形でインターネット利用の統計情報をプロバイダーが取得することに同意しなければならない。取得された統計情報は、フリービットグループがインターネット促進のために活用するという。また、OpenBit.Net 光 FREEはNTT東日本のフレッツ光回線を新たに敷設される人へ提供するプランのため、この回線を既設または敷設不可の場合は利用できない。
また、OpenBit.Net 光 FREEを契約すると利用できる「クラウドオプション」がある。10Gバイトの大容量を使えるオンラインストレージの「ServersMan@Disk」、IMAPに対応した5Gバイトの容量を使えるウェブメールサービス「Smart Mail」、トラブルや設定の問い合わせなどを受け付けるコールセンターサービスの「テクニカルサポート」の3サービスがセットになっている。初期費用はかからず、月額525円で利用できる。このオプションは、プロバイダーサービス契約時に申し込む。
インターネットがますます欠かせない世の中になり、一度プロバイダーと契約したら長期間契約したままにする人が多いのではないだろうか。これを機会に、いま自分が利用しているADSL回線を使った接続サービスなどと、長期間利用した場合の利用料金や期待できる回線速度などを比較して、乗り換えを検討してみてはどうだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果