オーシャンブリッジは7月14日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)とファイル共有を融合させた企業向けクラウドサービス「Zyncro」に新機能を追加したことを発表した。
ZyncroはスペインのZyncro Techが開発したエンタープライズ向けコラボレーションツール。オーシャンブリッジが国内総代理店となり、5月10日から販売している。特徴は、TwitterやFacebookのようなリアルタイムコミュニケーションと、Dropboxのようなファイル共有、同期を企業内あるいは企業間のクローズドな環境でセキュアに実行できる点だ。PCだけでなく、iPhoneやiPadなどのスマートデバイスからも利用可能となっている。
今回追加された新機能は、Zyncroで使えるウェブアプリケーション「ZyncroApps」の拡張。Evernoteと連携し、Zyncro上のつぶやきをスレッド単位でEvernoteに保存できるようになった。またTwitterのハッシュタグと同じ機能である「Zyncrotag」を実装した。「♯」と半角英数字の文字列を発言内に入れて投稿すると、その記号つきの発言を一覧しやすくなる。さらにLinkedInとの連携により、LinkedInのプロフィール情報をZyncroのプロフィールに表示できるようになった。
Zyncroは5ユーザー、ストレージ容量1Gバイトまでは無料で利用できる。それを超える場合は、1ユーザーあたり月額700円(10Gバイトのストレージ容量含む)からの有料プランが適用される。プライベートクラウドやオンプレミスでの利用も可能。オーシャンブリッジの菅沼大輔氏によれば、国内での有償版ユーザー数は非公開だが、トライアルでの申し込み数はリリース後2カ月で約800社にのぼるという。
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