初出勤の日にやってはいけないことについては、Dr. Julia Chickenのアドバイスも参考にしてもらいたい。彼女が挙げている10項目には、以下のようなものが含まれている。
初出勤の日に同僚と(あるいは同僚ではない人とでも)論争を始めるのは避けるべきだろう。黒を白と主張されても、反論しないでおくのが賢明だ。
同僚の誕生日はめでたいことかもしれないが、ケーキとアイスクリームを用意するから夜7時に家に遊びにおいでと誘うことはやめておいた方がよい。人に不快感を与えないよう気を付けよう。変な人だと思われて敬遠されないように。
気まずい状況を避けるため、社内の重要人物については知っておくべきだろう。最高経営責任者(CEO)に対してピザが冷えていると文句を言うのは、ピザの配達人に対して100万ドルの領収書にサインしろと言うのと同じくらい愚かな行為である。
職場初日の行動に関するアドバイスはたくさんあるが、IT分野で働く人に対しては特別なアドバイスも必要となる。IT分野で働く人々は互いをライバル視している。既に社内にいるギークがあなたを脅威と捉えている可能性があり、彼らは職場初日のあなたよりも他の社員と深いつながりを持っているはずである。このため、彼らに敬意を払って接するようにするのがよいだろう。チームと友好な関係を築くことが重要であり、波風を立てるような言動は控えるのが得策というものだ。
社内には、あなたをチームに迎え入れようと決めた集団がいる。こういったギークの集団は当然、あなたの同僚となるだろう。まずは、彼らの人となりを知るよう努力しよう。彼らの技術的な弱みを洗い出そうなどという考えはひとまず忘れるべきである。そんなことは後回しだ。あなたが優れたギークなのであれば、他のチームメンバーには歯が立たない技術的問題が発生した際、おのずから脚光を浴びることになる。また、あなたの肩越しに作業に見入るショルダーサーファーや、あなたの主張をさも自分の主張のように述べて回るオウムのような人たちが、あなたの周囲に集まってくるかもしれない。彼らは、あなた抜きで問題を解決することができないにもかかわらず、高みの見物を決め込み、批評家になるのだ。
こうした社内の人たちの行動はプレッシャーになるだろう。しかし、悪態をつくことは避けてほしい。口汚い話し方をする人もいれば、ちゃんとした話し方をする人もいるが、全員があなたを気に入るとは限らず、あなたも全員を気に入るとは限らないのだ。とにかく礼儀正しく振る舞うことで優位な立場に立ち、初日を乗り切ってもらいたい。
面接官だった人を含む同じ職場の人たちは、あなたの態度ひとつで情報が無限に湧き出る泉となるのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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