そういう使い方もあるが、結局Facebookの一番の用途は写真の共有。前の晩の飲み会の写真にタグを付けて、みんなで共有する。本当に写真共有のためのサイト。次はたぶんゲーム。Facebookはソーシャルな付き合いと暇つぶしでできている。そのなかでビジネスもできるが、自分の上司に前の日の飲み会の写真を見られてもいいのか。Facebookは何でもできてしまうが、ちょっと遊び寄りなんですよね。
Facebookを仕事に使おうとする人も中にはいるが、米国みたいに使い慣れてくると、飲み会の場でFacebookの友達にならないと気を悪くする人たちなんかが現れる(笑)。うまく使い分けるのが一番器用なやり方。いろいろなネットワークを無理やり混ぜようとするとトラブルが起きると思う。
そうですね。でも人によるとは思います。プライベートとビジネスを分けている人たちは、FacebookとLinkedInを使い分けると思う。僕の知り合いで、Facebookでは更新情報を見られたくない人をかたっぱしから消してしまった人もいる。日本人はまだFacebookを使い始めたばかりだけど、米国では新聞にも事件が出ています。どこかで素っ裸で走ってる写真がFacebookでタグ付けされて、子供たちに見られてしまったとか(笑)。そういうケースがちょこちょこ出ているから、みんな気をつけてFacebookを使っている。LinkedInは全然違って、ビジネスで紹介できないような人たちとはつながらない。違う意味で気をつけて使っている。いろいろな種類のネットワークをきれいに使い分けるのが重要だと思う。
人によるとは思います。まったくビジネスをやらない人もいますし、まったく遊ばない人もいるだろうし。でも遊びもビジネスもやる人は2つ使うことになると思います。携帯電話を2つ持つよりは楽なんじゃないですかね(笑)。いまプライベートとビジネスで携帯電話を2つ持っている人がけっこういますよね。
そうなるでしょうね。検索もLinkedInの方が使いやすい。たとえばドイツにゲームと医学に関する知識のある人はいないか探していたとしても、LinkedInであればすぐに検索できる。ジャーナリストが取材先を探すためにできているようなツールかもしれません(笑)。
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