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2人だけの共通点から話題を生む--ロケタッチに新機能

藤井涼 (編集部)2011年06月28日 16時09分
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 ライブドアは6月28日、位置情報共有サービス「ロケタッチ」のiPhoneアプリとAndroidアプリをバージョンアップした。ユーザー同士がコミュニケーションできる新機能として「ハイタッチ」機能や「でんわ帳」機能、「いいね」機能が追加されたほか、ユーザーインターフェースも刷新した。

 ロケタッチは、携帯電話やスマートフォンの位置情報(GPS)を使って自分だけの地図を作れるサービス。訪問した場所だけでなく、動物やオブジェなど、目に入ったさまざまなモノに“タッチ”して、情報を記録できるのが特徴だ。作成した地図はフォローした友人と共有することも可能。また、訪問時間や頻度によってもらえる「特典シール」を集めて楽しむこともできる。

ライフログにコミュニケーション要素が追加

 今回のバージョンアップでは、これまで提供していたライフログ的要素に加え、ユーザー同士のコミュニケーション機能が追加された。

 ハイタッチ機能は、付近にいるユーザーにタッチできる機能。2人の共通スポットや相手と何日ぶりに会ったかなどを確認できる。店舗などのスポットを表示すると、直近2時間にその場所にタッチした人が「いまいる」リストとして表示される。その中に知人がいればハイタッチを申請し、相手に承認されればハイタッチが成立する。

  • 「ハイタッチ」機能

  • 「ハイタッチ」機能

  • 「いまいる」リスト

 ハイタッチ機能を実装したきっかけは「人と会った時の話題に困ったこと」だと、ライブドア メディア事業部執行役員CPO(最高プロダクト責任者)の佐々木大輔氏は話す。「そこまで親しくない人と話した際に、どんな話題が盛り上がるかを探すのはすごく手探りでアナログな作業。本当は共通の話題があったかもしれない2人が盛り上がらずに終わってしまうこともよくある」(佐々木氏)

 ハイタッチをすると行動履歴から2人の会話が盛り上がりそうなスポットやカテゴリが表示される。「廃墟」や「給水塔」など、マニアックなスポットも表示されるので、会話のきっかけにすることができる。また何日ぶりに会ったかも知ることができるので、「前に会ったのはいつだっけ?」といった話題も生まれる。

 電話番号やTwitter、mixiのIDなど、自分のプロフィールを登録しておけば、ハイタッチ時に情報を交換できる。交換した情報はでんわ帳で確認でき、そのまま電話をかけることも可能。また、ハイタッチやタッチした場所にコメントする「ノート」に“いいね”ができる機能も実装した。

  • 「でんわ帳」機能

  • 「いいね」機能

 これらのコミュニケーション機能には、ユーザーデータの質を高める狙いもある。「ハイタッチをするとでんわ帳のデータが相手に伝わってしまうので、タッチしたくない人にはしなくなる。場所もそうで、何でもタッチするのではなく、ユーザーにとって本当に価値があるものだけをタッチして欲しい」(佐々木氏)

 また、それらの行動履歴からユーザーの人物像が把握できると、ライブドア メディア事業部ロケタッチグループマネージャの河野智彦氏は言う。

 「空港によくタッチしている人はビジネスマンや旅行好き、子供用品店にタッチしている人は何かしら子供に関係している人だということが推測できる。そのデータはただ気になったことをキーワード検索するよりも価値があるし、密度も濃い。ユーザーの人物像を把握することで、個々にとってより便利なサービスで還元できる」(河野氏)

左から、ライブドア メディア事業部のロケタッチグループマネージャを務める河野智彦氏と、同事業部の執行役員CPO(最高プロダクト責任者)を務める佐々木大輔氏

ロケタッチAPIを公開、秋には新機能も

 6月24日には、ロケタッチサイト内に開発者向けサイト「ロケタッチ実験室」をオープンし、ロケタッチのAPIを公開した。APIは、ユーザーデータやチェックイン(タッチ)データの参照から、スポットへのタッチ、ノートの更新まで、ロケタッチの持つ機能をほとんど網羅しているという。

 「このAPIを使ってラーメン屋やデートスポット、心霊スポットなど、カテゴリに特化したようなアプリも作って欲しい」と佐々木氏は話す。

 さらに、秋にはクーポン機能を実装する予定だ。クーポンと聞くと最近ではグルーポンのようなリアルタイムオファー型のサービスが頭に浮かぶ。ロケタッチでは「最終的には店舗が喜ぶクーポンサービスにしたい」という。

 「店舗が値引きしたからといって、それがリピートに繋がるかというと難しく、(グルーポンのようなモデルでは)焼畑的な状況がある。それでは体力のない店舗は厳しくなる。むしろ常連だけに感謝の気持ちでクーポンをあげたり、常連が呼んでくれた人には特典をあげたりと、店舗もユーザーも喜ぶモデルはあると思っている。ロケタッチでは長期的な信頼関係を築けるクーポンサービスを提供したい」(河野氏)

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