The Wall Street Journal(WSJ)によると、Huluは「広範にわたる」売却先候補と話し合いをする予定であるという。
WSJは米国時間6月27日付けの記事で、複数の匿名の情報筋の話として、Huluが「今後数週間のうちに」売却先候補となる複数の企業と話し合いを持つ予定であると報じている。しかし、社内に対立があるため売却は困難かもしれないとWSJの情報筋らは述べている。
情報筋らによると、Huluの最高経営責任者(CEO)を務めるJason Kilar氏は現在、同サイトに同社株式を所有するABC、Fox、NBC Universalからより多くのコンテンツを取得することができずにいるという。これらの株主企業は、他のサービスと提携すれば、自社のコンテンツによる収益をさらに増加できると考えていると報じられている。
Varietyは先週、HuluはFox Broadcastingとのライセンス契約を延長したと報じた。両社間の提携では、Foxのコンテンツは引き続き同サービスに提供されるが、Foxの番組中に放映される広告の「量」を増やすことになったと報じられている。
ストリーミングビデオプロバイダーHuluは先週、米Yahooが同社に対して一方的に買収提案したことを受けて、自社の売却を検討し始めたと報じられた。Huluはその後、同社買収に関心のある企業を探すために、複数の投資銀行を雇用した。
しかし、WSJが指摘しているように、Huluの経営幹部と投資家らの間に、同サービスの運営方法について意見の相違があるようだ。実際、2011年2月には、HuluのCEOがブログ投稿で、テレビ会社幹部ら(同氏は彼らを「現職者」と呼んだ)は、自分たちの不利益を変えようとしないと記した。同氏のこのコメントの前には、同氏がHuluの投資家らと意見を対立させていると報じられ、同氏がHuluを近く退職するのではないかと考える人もいた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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