[ウェブサービスレビュー]ファイルを添付できるオンラインノートサービス「Write.fm」

Write.fm
内容:「Write.fm」はブラウザ上からテキストを記入、保管できるオンラインノートサービスだ。自動保存で利用できる手軽さに加えて、最大4Mバイトまでのファイルを添付できる機能性が売りだ。

 「Write.fm」はブラウザ上からテキストを記入、保管できるオンラインノートサービスだ。アクセスした時点で白紙のページが表示され、会員登録なしですぐに入力ができる手軽さと、ファイルを添付できる機能性が売りだ。

 トップページにアクセスすると、白紙のノートが表示される。「New」なり「新規作成」といった類のボタンを押す必要はなく、このままの状態ですぐにテキストを入力できる。ちなみにこの時点で固定URLが発行されており、以降は同じURLにアクセスするだけで、入力済みのテキストが表示される。

  • サイトへアクセスすると白紙のノートが表示される。

  • この時点でユニークなURLが発行されている。

  • テキストを記入する。常に編集状態のまま維持されるので、告知用途よりも共同作業に向いている。

 入力できるのはプレーンテキストだけで、タグは使えないが、日本語そのものの入力については特に問題ない。保存という概念はなく、入力したテキストは逐一自動保存されていく。試した限りでは若干のタイムラグもあるようで、リアルタイムのコラボレーションという点では不安も残るが、一般的な利用方法では意識する必要はないだろう。なお、履歴管理などの仕組みは用意されていないので、うっかり入力内容を消してしまわないよう注意する必要がある。

 他のオンラインノートサービスと異なる点として、ファイルの添付が可能なことが挙げられる。ファイル1つあたりの容量の上限は4Mバイトだが、たいていのオフィス文書であれば問題なく添付できるだろう。複数ファイルの添付にも対応している。

  • ファイルを添付できる。試した限りでは一部の日本語ファイル名が化けるという問題があるようだ。

  • 添付ファイルは上限4Mバイトまで。ただしこれは1つのファイルあたりの値なので、分割添付することでさらに大容量のファイルを添付できる。

 スマートフォンからのアクセスに対しては、特に専用画面は用意されておらず、PC向けの画面がそのまま縮小表示される。テキストの編集も不可能ではないが、スクロールバーが画面の外に出てしまうので実用的ではない。一方、PCで添付したファイルをスマートフォンで開いて見るという使い方ができるので、工夫次第ではデバイス間のファイル受け渡しの用途に使えそうだ。

  • スマートフォン向けの専用画面は用意されておらず、PC向け画面がそのまま表示される。

  • 編集もできるがスクロールができないため実用的ではない。添付ファイルの参照などは可能。

 入力内容をロックすることができず、常に編集状態のままなので、掲示や告知用途というよりも、コラボレーションに向いたサービスということになる。パスワード機能もなくURLさえ分かってしまえば誰でもアクセスして加筆できてしまうため、セキュリティが要求される用途には向かないが、ユーザー登録は不要なので、気軽にさまざまな用途で試してみるとよさそうだ。

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