イー・アクセスは6月14日、2011年夏モデルとして、Android 2.3搭載のスマートフォン2機種とタブレット端末1機種、データ通信端末2機種の計5機種を発表した。7月以降に順次発売する。
データ通信端末は、「EMOBILE G4」シリーズとして下り最大42Mbpsに対応したWi-Fiルータ「Pocket WiFi(GP02)」と「GD01」の2つ。Pocket WiFi(GP02)は、最大5台までの同時接続が可能で、microSD/microSDHC対応のカードスロット(最大32Gバイト)を搭載し、カード内のファイルを接続機器同士でファイル共有できる機能を備えた。GD01は、USBケーブルが不要で、縦横2方向に回転するUSBローテータ―の採用により、省スペース化を図ったという。
スマートフォンは、イー・モバイルの人気機種「Pocket WiFi S(S31HW)」の進化版として、軽量のスマートフォン「Pocket WiFi S II(S41HW)」と、テンキー付ストレート型スマートフォン「S42HW」の2機種が発表された。いずれも「ワンタッチテザリング機能」を搭載し、最大5台までのWi-Fi対応機器に同時接続が可能となっている。
Pocket WiFi S IIは、従来(13.5mm)よりも2.3mm薄い11.2mmで、液晶もマルチタッチパネルを搭載した3.2インチHVGA液晶に進化した。重さは約104gで、手のひらに収まるコンパクトサイズが特長だ。S42HWは、テンキーを搭載したストレート型のスマートフォンで、従来の携帯電話の感覚で文字入力が行える。薄さは10.45mmで、重さは114g。
そのほかにイー・モバイル初のタブレットとして、Android 2.3搭載の7インチWi-Fiモデル「A01HW」を発表。イー・モバイル初の自社ブランドとなるタブレットで、ファーウェイ製だ。7インチ液晶とGPSを搭載し、ハイビジョン動画撮影が可能。タブレットでは、Android 3.0「Honeycomb」を採用する動きがあるが、「7インチであれば2.3のほうが使い勝手がいいと思い選んだ。コミックなどの電子書籍などもこちらのほうがいいのではないか」とした。なお、通話はできない。
イー・アクセス代表取締役会長の千本倖生氏は、発表会において東日本大震災に触れ、「音声でなくモバイルブロードバンドが大事だと再認識され、歴史的な意味を持った。すべての人々にきちんとしたインフラを提供し、日本のライフスタイルをモバイルブロードバンドで元気にしていくという使命がある。景気は改善の兆しが見えており、夏休みを前に、国内経済に対して元気を与えていきたい」と話す。
また、音声サービスにも力を入れていくとし、7月1日より「通話定額無料キャンペーン」を開始すると発表した。「スマートプラン」の契約と同時に「通話定額オプション」に加入すると、「通話定額オプション」の月額使用料1400円が24カ月間(新規契約の場合は、最大25カ月間)割引となるというもの。「スマートプラン(シンプルにねん)」で契約した場合、国内通話とデータ通信を月額4580円の定額で利用できる。
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