楽天は6月7日、ブラジルのECプラットフォーム提供者であるIkedaの株式75%を取得し、子会社化したと発表した。IkedaのECプラットフォーム事業を強化し、自社のビジネスモデルをIkedaに導入するとしている。
Ikedaは、小売業者向けにSaaS型のEC事業プラットフォームを提供する事業者で、1996年の設立。現在、100を超えるブラジルの小売業者に対し、ECに必要なサービス機能やデザイン構築のプラットフォームのほか、インターネット通販や運営に関するサポートを提供している。
楽天は、ラテンアメリカ圏でインターネット利用者の4割を占め、EC事業において年間18%の伸びが予測されるブラジルを有望市場と判断。Ikedaの顧客ベースと、楽天のEC事業ノウハウやECプラットフォーム技術を組み合わせることでシナジー効果が期待できるとして、子会社化を決定したとしている。
今後は、IkedaのECプラットフォーム事業を強化するとともに、楽天のBtoBtoCマーケットプレイス型のビジネスモデルをIkedaにも導入し、ブラジルにおけるIkedaの競争力を、さらに高めていく考えだ。
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