任天堂は、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているElectronic Entertainment Expo(E3)内プレスカンファレンスにおいて、新ゲーム機「Wii U」を発表した。
この新マシンはコントローラーに6.2インチのディスプレイ(タッチスクリーン)を搭載し、このWii U単体で遊べるほか、映像を無線で発信してのHDテレビにて表示させたり、テレビとWii U別々の画面を表示させることが可能という。このマシンではタッチスクリーンのほか、マイク、スピーカー、内向きのカメラ、ジャイロセンサーを搭載。また、これまでのWiiで発売されたコントローラーなどを周辺機器が使用可能となっている。発売時期について2011年内の発売はなく、2012年以降としている。
なお発表のなかで、人気シリーズ「大乱闘スマッシュブラザーズ」のニンテンドー3DSならびにWii U向けの開発、なんらかの形で連携させることも発表した。
(※6月8日2時50分追記)
任天堂公式サイトにてWii U情報ページを公開。本体概要のほか、現地で発表を行ったソフトの映像などを公開している。
●本体概要
発売時期:2012年
サイズ:高さ約46mm×幅約172mm×奥行き268.5mm (突起物含まず)
新コントローラー:新コントローラは、6.2インチ、16:9のタッチスクリーンとおなじみのボタンコントローラが合体したものであり、2つのスライドパッドがついている。この充電式のコントローラには電源ボタン、HOMEボタン、十字ボタン、A/B/X/Yボタン、L/Rボタン、ZL/ZRボタンがついている。また、加速度計、ジャイロセンサー、振動機能、カメラ、マイク、スピーカー、センサー部、タッチペンを備えている。
他のコントローラー:Wiiリモコン(もしくはWiiリモコンプラス)は最大4本まで同時に接続できる。ヌンチャクやクラシックコントローラ、クラシックコントローラPRO、バランスWiiボードなど、あらゆるWiiコントローラや入力装置に対応する。
メディア:新ハード用12cm高密度光ディスクおよび、Wii用12cm光ディスクをプレイ可能なセルフローディング式(自動的にディスクを引き込む方式)のドライブを1つ搭載。
ビデオ出力:1080p、1080i、720p、480p、480iに対応。 HDMI、コンポーネント、D端子、S端子、コンポジットの各ケーブルに対応。
オーディオ出力:AVマルチ出力端子からの出力およびHDMI 端子からの PCMリニア 6CH 出力に対応。
容量:内蔵フラッシュメモリに加え、SDメモリーカードや外付けUSBハードディスクドライブを利用することで容量を拡張することができる。
CPU:IBM Powerを基にしたマルチコアプロセッサ
その他:4つのUSB 2.0端子を備えている。新ハードはWiiのゲームとの後方互換性がある。
(※6月8日10時50分、下記ビデオを追加)
任天堂公式サイト
http://www.nintendo.co.jp/index.html
任天堂 E3 2011情報サイト
http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2011/index.html
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」