ソーシャルの力で資金とファンを獲得する「CAMPFIRE」がついにローンチ

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 ヒーローは遅れてやってくる…とは関係ないが、ようやくあのサービスが公開になった。paperboy&co.創業者の家入一真氏が立ち上げたハイパーインターネッツの提供する「CAMPFIRE」(編集部注:6月2日13時40分現在、サーバダウン中でサイトを閲覧できない)だ。実現したいアイデアをサイトに応募し、設定される日数(最短7日〜最長90日)以内に目標金額を集めることでプロジェクト成立、未達の場合はすべて返金されるというプロジェクト支援サービス。

 このような「クラウドファンディング」といわれるサービスはいくつかのパターンがあり、先日の東日本大震災で注目を集めたJustgivingのような寄付型、Kivaや日本のmaneoAQUSHといった純粋な投資型、そして今回公開されたCAMPFIREやすでにローンチしているREADY FOR?などのような購入型に大きく分類される。

 特にこの購入型のモデルとなっている米国のKickstarterは、プロジェクトへの金銭的な支援をいわゆる「利子(金銭)」ではなく別のリターン、たとえば映画製作を支援することでエンドロールに掲載するといった「体験や形あるもの」で返すことでは、この分野の草分け的存在になっている。

 Kickstarterは2009年のローンチから約2年で2万4000件のプロジェクトに6000万ドル(約48億円)を流通させている。対してCAMPFIREは年内に1億円の流通を目指すとしている。

 さて、やはり気になるのはプロジェクトだ。先にローンチしているREADY FOR?をみると3月初旬の公開から募集しているプロジェクトが7つ、流通している額が120万円ほど、成立しているのが2件とまだまだこれからといった印象だ。

「CAMPFIRE」 「CAMPFIRE」

 システム的に複雑でない分、プロジェクトの善し悪しの選定やユーザーへの見せ方などはサービス提供側の腕の見せ所になるのかもしれない。そういう観点で立ち上げ時のプロジェクトやサイトをみてみるといくつかCAMPFIREの方向性が見えてくる。

 特にクリエイティブ系のテーマが多いのは“らしい”なと感じた。公開されるプロジェクト6件中5件が創作系で、映画製作、フリーペーパー、小説、DVDなどこのサイトがどのようなプロジェクトを求めているのかよく理解できる。「芸能人のカバンから何かゲットしてきます」というプロジェクトもテイストがどちらの方向に向かってるのかわかりやすい。

 課題はこのかじ取りがどこまで支援者側とマッチするか、ということだろう。もちろんこの内容でプロジェクトも拡大して支援者もゴマンと集まればそのまま突き進んでほしいし、あまりヒットしなければ別のテイストが必要になるかもしれない。

 本家Kickstarterも、DIASPORA腕時計型iPod nanoなど、話題になるプロジェクトが発生して大きなムーブメントが生まれた。日本でどのようなプロジェクトが人々から支援されるのか、大いに注目したい。リリース時に公開されるプロジェクトの一覧は以下の通り。

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