ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfKジャパン)は6月1日、東日本大震災後のセル映像ソフトにおける販売動向を発表した。震災の影響額はマイナス30億8000万円としている。
3月11日に発生した東日本大震災は、店舗や工場の被災、物流停止などセル映像ソフト市場にも大きな被害を与えた。発生後の翌週となる3月14日週には、販売数量が前年同週比で43%減(北海道・東北地区)、同32%減(関東甲信越地区)となった。翌3月21日の週には関東以西の地域にも影響が及び、市場全体では同40%減まで落ち込んだ。
3月28日の週は、新作の発売延期などにより、前年実績は下回ったものの被災店舗の復旧、通販の受注、出荷の再開などもあり、4月に入ると一部を除き、店舗や物流の状況はほぼ平常化したとのこと。また発売延期されていた新作が市場に投入されたこともあり、中旬以降は前年同期を上回る水準にまで回復したとしている。
GfKジャパンでは、震災の影響を3月期は予測値を19%下回り、影響額はマイナス30億8000万円、4月期は6%上回る11億1000万円の上ずみと試算している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス