logo

WHO、携帯電話の発がん性リスクを警告 - (page 2)

Marguerite Reardon (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉2011年06月01日 11時53分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 IARCの科学者らは、携帯電話の電磁波ががんを引き起こすかどうかについて、何らかの断言をするに足る長期的研究が行われていないという、多くの専門家が長年述べてきたことを繰り返した。だが、電磁波への被曝(さらされること)と消費者が懸念すべき健康上のリスクとの関連を示すデータは十分にあるという。

 南カリフォルニア大学の教授で医学博士のJonathan Samet氏は、5月31日に発表した声明の中で、「証拠は、まだ積み上げている段階だが、結論と(グループ)2Bへの分類を支持するのに十分なほど有力だ。この結論は、何らかのリスクの可能性があること、またそれゆえに、携帯電話とがんのリスクの関連性を注視し続ける必要があることを意味する」と述べた。同氏は、研究結果を検討したIARCの作業部会の議長を務めている。

 IARCは、携帯電話の使用に関する新たなガイドラインをまだ発表していない。だが、IARCのディレクターを務めるChristopher Wild氏は、懸念する消費者は被曝を軽減するために予防措置を講じるよう提案するとともに、さらなる研究の必要性も強調した。

  Wild氏は声明の中で次のように述べた。「この分類と検討成果が公衆衛生にもたらす潜在的な帰結を考えると、携帯電話の長期的な多用について調べるため、さらなる研究が実施されることが重要だ。そうした情報が得られるまでの間は、ハンズフリー機器やテキストメッセージなど、被曝を軽減する現実的な手段を利用することが重要だ」

 IARCは声明の中で、10年間におよぶ「Interphone」研究の成果として公表された最近の論文を含む、数百件の科学論文を検討したと述べた。

◇携帯電話と健康
携帯電話はやはり健康に悪影響か?--調査報告
携帯電話基地局の電波「生体への影響なし」--携帯電話事業者3社が発表

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]