Sassorは5月31日、家庭向け電力管理サービス「ELP Lite」の限定予約販売を開始した。公式サイトより、100セット限定で提供する。
ELP Liteは、家庭での消費電力を機器単位で測定できるサービス。コンセントと電化製品の間に専用のELPモジュール(子機)を接続すると、モジュールが消費電力を計測してELPレシーバ(親機)に送信する。ELPレシーバは受信したデータをネットワーク経由でSassorのサーバに送信する。サーバに送信されたデータは、ほぼリアルタイムでウェブから閲覧できる。
現時点では機器ごとの時間あたりの消費電力(kWh)や電気代、全消費電力に対する各機器の電力の割合などを閲覧可能。将来的には閲覧できる情報の拡張や、FacebookやTwitterと連携して、友人間でどれだけ節電をしているかを共有するといった機能も追加するという。
ELP Liteは、同社が本来今冬に提供を予定していた電力管理サービスの簡易版という位置づけ。東日本大震災の影響で予測される電力不足を考慮し、今夏の発売が決定した。
価格は、ELPモジュール1つのライトプランが1万9500円、モジュール3つのスタンダードプランが3万500円、モジュール5つのプレミアムプランが4万1000円となる。すべてのプランの価格には、ウェブサービス1年分の利用料金(月額500円)が含まれる。
現時点ではモジュールの量産体制が整っていないため、限定100セットの提供となる。5つ以上のモジュールを必要とするユーザーについては応相談としている。また、今冬にELPが発売された際、ELP Liteの購入者にはELPが無料で提供される予定。
Sassorではまた、今回の販売に際して、同社に出資するサムライインキュベートのオフィスにELP Liteのモジュール5台を試験導入。消費電力の計測を実施している。
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