活物質に液体を使用した電池を製造するLiquid Metal Batteryは、6月にシリーズA資金調達をする見込みだと発表した。Liquid Metal Batteryはマサチューセッツ工科大学から独立した企業。電力の貯蔵コストを削減し、風力や太陽エネルギーによる電力数時間分を貯蔵できる電池の開発を目指す。同社幹部は3~5年後にデモシステムを電力網に接続することが目標だと述べている。
Liquid Metal Batteryは、活物質(陰極、陽極、電解質)のすべてに高温の液体を使用した電池を製造している。すべてを液体にすることにより、電極の劣化が軽減され、電力網での蓄電に必要な大流量の電流を使用できる。材料化学の教授で同社の共同創業者でもあるDonald Sadoway氏によれば、最も重要なことは、比較的安価な部品で電池を製造できることだという。
同社は現在、バッテリセル1つがビザボックスほどの大きさで、200W時を貯蔵し1Vで動作するプロトタイプシステムに取り組んでいる。
また、Bill Gates氏もLiquid Metal Batteryに関心を寄せている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力