富士通は5月18日、Microsoftが提供するプライベートクラウド構築のためのプログラム「Microsoft Hyper-V Cloud Fast Track」に対応したソリューションの販売を開始した。
Microsoft Hyper-V Cloud Fast Trackは、Microsoftがハードウェアベンダー各社とプライベートクラウドに最適なハードウェア、ソフトウェアの構成を事前に共同検証し、リファレンスとして提供するプログラム。検証済みの構成に加え、導入、運用に関するノウハウをガイドラインとして提供している。
今回、富士通から提供開始されるソリューションは、プライベートクラウド構築に向け、Hyper-Vの事前検証されたサーバ、ストレージ、ネットワーク製品、ソフトウェアの構成をあらかじめセットアップ済みの状態で提供するもの。これにより、Hyper-Vを活用したプライベートクラウド環境の構築において、システム設計の軽減や検証時間の削減ができ、導入に伴うユーザー負荷が軽減されるため、短期間で安定したシステム稼働を実現できるという。
ソリューション構成としては、高いサーバ集約率を持つブレードサーバ「PRIMERGY BX900」をはじめ、ストレージシステム「ETERNUS」、サーバ収容スイッチ「SR-Xシリーズ」、ダイナミックリソース管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」などとなる。今後、対象製品は順次拡大する予定。
ユーザーは、システム要件に関するヒアリング項目に回答するだけで、事前検証済みの組み合わせの中から最適な構成を選択できるほか、製品はハードウェア実装、OS、各種ソフトウェアのインストールや設定が済んだ状態で納入される。同ソリューションの提供は7月中旬より。
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