ThinkPad史上最薄の16.5mm--レノボ、「ThinkPad X1」

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 レノボ・ジャパンは17日、モバイルノートPC、「ThinkPad X1」を発表した。ThinkPad史上最薄という最薄部16.5mmのスリムなノートPCで、液晶サイズは13.3型ワイド、重さは1.69kg。価格は19万7400円~21万8400円。

  • 「ThinkPad X1」

 ThinkPad X1はモバイル向けのThinkPad Xシリーズの機能性にデザイン性をプラス。液晶画面は13.3型で、解像度は1366×768ドット。ベゼルと液晶の全体をコーニング製のゴリラガラスで覆ったデザインとし、突起物で力を入れてひっかいても傷がつかないほど高い耐久性を持つという。ボディはマグネシウム製で、内部はロールケージによって補強され、液晶、キーボードともに強度を確保した。

 CPUは第2世代インテルCore iプロセッサを搭載。上位機種はCore i5-2520Mと4Gバイトメモリ、128GバイトのSSDで、下位機種はCore i3-2310M、2Gバイトメモリ、2.5インチ7200rpmの320GバイトHDDを搭載する。メモリは1つのスロットを搭載し最大4Gバイト。そのほか、グラフィックスがCPU内蔵で、WiMAX、カメラ、指紋センサ、Bluetoothなどを備える。

  • 薄さは16.5~21.3mm

 本体のサイズは、高さ16.5~21.3mm×幅337mm×奥行き231.1mmで、4セルにリチウムポリマーバッテリを内蔵、SSDモデルでは5.8時間、HDDモデルでは5時間駆動する。なお、バッテリは固定式で交換はできないが、底面に取り付けるオプションのバッテリが発売される予定という。

 発表会では、レノボ・ジャパンの常務執行役員 研究・開発 ノートブック製品担当の横田聡一氏が製品説明を行い、ThinkPad X1について「薄いだけでなく妥協のない機能を提供。デザイン、かっこよさを融合した新しいジャンルのThinkPadと位置づけている」と説明した。

  • キーボードはアイソレーションタイプ。ポインティングはトラックポイントとパッドの両方を搭載する

 デザインについては「使われる方の嗜好が変わってきている。持っていて、心地良さがある。感性的なものが必要」と説明。2010年にリリースしたアイソレーションキーボードを装備した普及価格帯の「ThinkPad Edgeシリーズ」が好評で、従来のラインアップでも新デザインを要求する声が高まったことも理由とした。

 説明の途中、横田氏はゴリラガラスとThinkPad X1の耐久性を説明するため、実際に報道陣の前でThinkPad X1の上に乗ってみせるなどした。

  • ガラスをドライバの先で突付くというデモも行われた

 また、CPUは通常電圧版を搭載。従来、薄型軽量の13.3型としてラインアップされていた「ThinkPad X301」に比べて2倍のパフォーマンスを実現している。低電圧タイプのCPUを使わず通常電圧版とした理由を、横田氏は「出先でもヘビーなアプリケーションを使う方にはULV版は敬遠されてしまう」と説明し、通常電圧版に必要な高い冷却性能も備えていると強調した。

  • 説明中、横田氏はThinkPad X1を踏んでみせた。この後、正常起動して液晶も割れていないことが確認された

 ThinkPad X1は充電機能も新しくなり、30分間以内に80%以上の充電を行えるという「RapidCharge」を搭載。電動工具のものを転用したという本体装着用の4セルバッテリは1000回の充放電に対応するという。

 今回の発表会ではThinkPadシリーズに搭載する技術「ThinkVantageテクノロジー」についても説明が行われた。最近注目を集めている節電対策に直結するものとして、プリインストールのユーティリティーソフト「Power Manager」の新機能である「ピークシフト機能」が紹介された。電力消費のピークの時間帯はACアダプタが接続されていてもACは使わず、バッテリの電力でPCを駆動し、供給電力に余裕のある深夜に充電を行うというものだ。

 この機能は従来、特別なソフトウェアで提供していたが、今回からPower Managerでの提供が始まった。ソフトウェアをアップデートすることで利用でき、現在の対応機種は最新機種と一世代前の機種の一部となる。Power Managerではバッテリそのものの寿命を長くする「長持ち機能」の提供も開始する。

 また、Windows 7の起動が早くなる「Enhanced Experience」は2.0に進化し、ThinkPad X1と新しい2.0の組み合わせでは、従来の1.0と一世代前の「ThinkPad T420s」と比べて起動時間が36%短縮されていることなどが発表された。

 さらに、ThinkPadの高い冷却性能を生かした「Lenovoターボブースト+モード」、マイクの特性やカメラ性能を活かしたネット会議ツールの性能向上、内蔵のカメラを活用して離席時に自動的にPCをロックする機能などを説明した。

 なお、レノボではワールドワイドで新ブランドキャンペーンを行うことを発表。日本での開始時期は7月としている。

  • ThinkPad史上最薄

  • Power Managerによってコントロールできる項目

  • 「ピークシフト機能」

  • 「バッテリー長持ち機能」

  • Enhanced Experienceの性能

  • 現行ThinkPadのラインアップ

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