キーボード付きスレートPCも--富士通、節電を強化した夏モデルPC発表

エースラッシュ 坂本純子 (編集部)2011年05月13日 18時29分
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 富士通は5月13日、個人向けPC「FMVシリーズ」のラインアップを一新し、計7シリーズ16機種を5月19日より順次販売開始すると発表した。

  • スレートPC「THシリーズ」

 FMVシリーズの2011年夏モデルは、ノートPC「LIFEBOOK」が4シリーズ9機種、デスクトップPC「ESPRIMO」が3シリーズ7機種。スマートフォンとPCの連携、スレートPCなど「快適、便利」「地デジ」「節電」の3つをポイントに開発したという。

 その中でも注目したいのが、LIFEBOOKに追加された「THシリーズ」(市場想定価格:8万円前後)だ。同シリーズは10.1型ワイドのタッチ液晶を搭載し、キーボード部分が格納できる新構造の「ハイブリッドモーション」を採用した。用途に応じて一般的なノートPCスタイルとキーボードレスのスレートPCスタイルを使い分けられるようになっている。CPUはインテルAtomプロセッサ Z670、バッテリ駆動は約6時間。17.4mmの薄型筐体で、重さは約1.1kg。6月下旬に発売予定だ。

  • キーボードを閉じた状態の「THシリーズ」

 これについて富士通 執行役員常務の大谷信雄氏は、「タブレット型でありながら使いやすさを両立させるひとつの解が、キーボードとタブレットの操作性を両立したハイブリッドモーション」と語った。

 「今後、PCはスマートフォンとの連携を強化しなければならないと思っている」(大谷氏)として、REGZA PhoneなどAndroid搭載スマートフォン内の画像や動画をワイヤレスでPCに取り込める「F-LINK」を発表。無線LANに対応する夏モデルの多くに搭載した。リンクするにはAndroidアプリが必要で、6月中旬以降にAndroidマーケットにて配布予定という。

  • スマートフォン内の画像や動画をワイヤレスまたはケーブルでPCに取り込める「F-LINK」

 富士通は、携帯電話とPCの開発を「ユビキタスプロダクトビジネスグループ」として取り組んでいる。大谷氏は「日本の企業でケータイとPCを一緒のグループでやっているところはほとんどなくなった。いずれ技術は一緒になっていくだろうということ。一緒にやっているグループの強みを生かし、いいサービスを提供していきたい」と語った。

 このほかにも、モバイルプロジェクタを内蔵できる「SHシリーズ」(15万円前後~)、AV機能を強化した「NHシリーズ」(20万円強)、「人感センサー対応Webカメラ」を搭載した「AHシリーズ」(14万円前後~)がラインアップする。

 デスクトップPCでは、液晶一体型モデル「FHシリーズ」のデザインが一新された。スリムかつシンプルなコンセプトはそのままに、台座やスピーカ部分の質感を向上。本体最小傾斜時の奥行きが約17cmという省スペース設計に加え、本体下部にキーボードを収納したまま10度から最大30度までの角度調整が可能となっている。

  • 「ジェスチャーコントロール機能」を搭載した「FHシリーズ」。手をグーの状態に握ると「確定」し、クリックと同じ操作になる

 人感センサー対応Webカメラを搭載し、席を離れると自動的に画面を停止したり席に戻ると再生したりできる「おまかせポーズ機能」、マウスなしに手の動きでチャンネル送りなどができる「ジェスチャーコントロール機能」を強化している。エントリーモデルの「FH54/DT」が市場想定価格16万円前後で、5月26日発売予定。

 このほかに全ラインアップで節電対策が強化されており、消費電力の少ないLEDバックライトの採用、省エネ法の目標値達成、国際エネルギースタープログラム基準への対応など、基本設計から消費電力削減に取り組んだ。さらに、バッテリ運用への時間指定切り替えやバッテリの充電抑止ができるノートPC向けの「ピークシフト」機能、電源オフ時や休止状態時にバッテリの充電が完了するとACアダプタからの電源供給を抑える「ECO Sleep」機能、電源オフ時や休止時のAC電源からの給電を限りなくゼロに近づける「ゼロワットACアダプタ」なども採用されている。

THシリーズのキーボードを開閉する様子
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