ウェブテクノロジ・コム コミPo!製作委員会は4月27日、Windows向けマンガ作成ソフト「コミPo!」の最新版となる「コミPo! バージョン1.50」の提供を開始した。コミPo!ユーザーは無償で利用できる。
コミPo!はマンガの執筆経験やマンガに関する知識をもたないユーザーを対象にしたマンガ作成ソフトウェア。あらかじめ用意された3Dモデルの髪型や表情、ポーズを選択し、ドラッグアンドドロップで配置。セリフや背景をつけることで、マンガを作成できる。
最新版では、リリース時から要望の多かった3Dデータの読み込み機能に対応。3Dモデル作成ソフト「Metasequoia」のMQOファイルを読み込むことができるようになった。「Metasequoiaはシェアウェアだが比較的安価かつ無料版もある。すでにネット上で公開されているデータもそのまま利用できる。ボーンの入ったモデルであれば、ポーズをつけた上でファイルを書き出し、読み込むこともできる」(コミPo! 製作委員会 委員長の田中圭一氏)。
また、これにあわせて3D素材のマーケットプレイス「もえコミPo!」や「e3paper」で、ユーザーが3Dデータを公開したり販売したりできるようになった。なおMQOファイルのボーンをコミPo!上で操作することはできない。
2010年末に発売されたコミPo!だが、有償、無償の3Dモデルや背景、ポーズなどを数週間ごとに追加するなどしてきた。現在では、マンガの投稿サイトでもコミPo!を使った作品を投稿する常連も出てきているという。
広島県三次市では町おこしサイトなどにコミPo!を利用。町おこしの一環として地元産ポン酢のラベルにも採用された。このほか企業サイトやテレビ番組で利用されたケースもあるという。太田出版が提供するウェブコミック「ぽこぽこ」では、コミPo!を使った連載も始まった。「商用利用がOKなので、折り込みチラシなどに採用されていたこともある。使われている現場も増えている」(田中氏)
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