日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月22日、インフラストラクチャの課題解決を支援するソリューション「RESQ(Response Quick)」のポートフォリオを拡大し、バックアップシステム改善サービス「RESQ BK」、およびデータ移行支援サービス「RESQ MG」の提供を開始した。
同社では、データベースインフラの性能を改善するサービスとして、2010年10月に「RESQ」を発表している。新たに提供されるサービスは、このRESQのポートフォリオを拡大たものとなる。合わせて、従来のデータベースインフラ性能改善サービスは「RESQ DB」と改称される。
RESQ BKは、バックアップシステムの性能改善を早期に支援するソリューション。「バックアップ健康診断サービス」「BCP/IT DR企画支援コンサルティングサービス」「バックアップ/DR環境設計構築サービス」の3つのサービスから構成され、事前の診断サービスから災害対策のプランコンサルティング、最適環境の構築までをサポートする。システム環境の構築にあたっては、ファルコンストア・ジャパンのバックアップリカバリソフトウェア「FalconStor Continuous Data Protector」(FalconStor CDP)を活用し、ブロック単位による高速バックアップを実現する。また、マルチベンダーストレージに対応し、既存ストレージを活かしたバックアップ、リカバリ環境を構築できる。障害時には、30分以内の高速なサービス復旧が可能となるため、災害対策も同時に実現できるという。
RESQ MGは、顧客の環境に合わせた最適なデータ移行を支援するソリューション。「移行アセスメント」「移行計画支援コンサルティング」「高可用性設計、データ移行支援サービス」の3つのサービスで構成され、事前のアセスメントサービスからコンサルティング、可用性設計およびデータ移行の実行までをサポートする。これにより、RESQ DBでのクイック診断の結果から、具体的な課題解決に向けたシステムアーキテクチャへの移行を短期間で計画し、包括的なインフラストラクチャの構築が可能になるとしている。
RESQ BK、RESQ MGの提供価格は、いずれも個別見積もりとなる。
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