日本アジア投資(JAIC)は4月21日、Draper Fisher Jurvetson(DFJ)およびJAIC America(JAI)とともに、日米両国でベンチャー企業へ投資を行うファンド「DFJ-JAIC Technology Partners, LP」設立したと発表した。
JAICによると、金融危機を乗り越えて活気づく米シリコンバレーに、日本のIT、クリーンテック関連ベンチャー企業が進出。米国企業と提携してグローバルに事業を拡大するケースが増え始めているという。
今回のファンドは、こうした背景から、日米間のクロスボーダーな支援体制を構築する目的で設立したもの。JAIC、JAI、DFJとの合弁企業である「DFJ-JAIC Technology Partners, LLC」により運営される。ファンド総額は4月21日時点で2480万 ドル。目標は5000万 ドルだという。
JAICでは、同社グループが有する日本、アジア、北米での投資経験と、DFJグループが有する豊富な業界へのネットワークを生かし、日米の有望なIT、クリーンテック関連ベンチャー企業へ投資と支援を実施。ファンドのパフォーマンスの向上を目指すとしている。
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