Seagateは、サムスンのハードドライブ事業を13億7500万ドルで買い取ることに合意した。この合意により、サムスンはSeagate株式の9.6%を手に入れ、フラッシュメモリストレージの新しい時代に向けた提携関係が構築される。
両社は米国時間4月19日に今回の合意を発表した。これにより、コンピューティング業界における主要部品の安定した統合状態へとさらに一歩近づくことになった。2011年3月には、Western Digitalが日立のハードドライブ部門を43億ドルで買収することに合意したことで最大規模のハードドライブメーカーになり、Seagateを大きく引き離すこととなった。Seagateの今回の合意により、同市場の主要企業は、ハードドライブ専門企業であるこの2社と東芝のわずか3社に集約されることになる。
今回の合意に基づき、Seagateはサムスンに対し、13億7500万ドルの半分を株式で、残り半分を現金で支払う予定である。Seagateはサムスンに対し、同社のコンピュータおよび家電製品に搭載するハードドライブを供給し、サムスンはSeagateに対し、ビジネスグレードのソリッドステートディスク(SSD)ストレージ製品に搭載するフラッシュメモリを供給する予定だと両社は述べた。
今回の事業買収は2011年末に完了する見込みである。The Wall Street Journalは18日、今回の売却について報じていた。
また今回の合意の一環として、両社はエンタープライズストレージ製品を共同開発するとともに、サムスン幹部1名をSeagateの取締役会役員に任命し、現行の特許クロスライセンス契約を拡大する予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」