NHN Corporationのジョン ウク氏は、「日本と韓国のスマートフォン事業に今後3年間で100億円を投資する。2011年内に日本の国内スマートフォンゲームで1位を取りたい。日本の市場で成功するためには良いゲームを提供するのが大切だ。そのためにスマートデバイス専門ゲーム会社ORANGE CREWを立ち上げた」と話す。
ORANGE CREWは現在30以上のゲームタイトルを企画中。2011年に約15タイトルのゲームを提供するという。
スマートフォン向けゲームは従来の携帯電話と3つの点で異なるという。1つは、画面の大きさや処理能力などで制限がなくなることで、より豊かな表現を持つゲームが登場すること。2つ目はブラウザ経由でアクセスするのではなく、アプリケーションをダウンロードして遊ぶようになること。そのため面白いアプリはスマートフォンのホーム画面に常に置かれるが、つまらないアプリはすぐに削除されることになるという。
そして3つ目は「モノマネからの解放」だ。「携帯電話向けゲームは簡単な仕組みなだけに真似るのも簡単だった。質よりもスピードや量が優先されてきた。スマートフォンでは本物が求められる」と森川氏は話す。NHN Japanはもともとゲーム開発に強みを持つ。ゲームタイトルの奪い合いからオリジナリティへ競争の重点が移ることは大きなチャンスとなる。
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