「GigaFile(ギガファイル)便」は、容量無制限のファイル転送サービスだ。1ファイルあたり2Gバイトという制限はあるものの、容量そのものは無制限で、しかも7日という長期間にわたって保存されることが特徴だ。
使い方は一般的なファイル転送サービスと変わらない。サイトトップページのフォームでアップロードしたいファイルを選択すると、すぐさまアップロードが開始される。完了するとダウンロードURLが表示されるので、それをメールに貼り付けて相手に通知する。メール送信フォームも用意されているので、ケースバイケースで利用できる。
ほかのサービスと比較した際の特徴としては、なんといっても容量が無制限であることが挙げられる。1ファイルあたりの容量こそ2Gバイトに制限されているものの、サーバ上のスペースを気にせずアップロードできるのは何より魅力だ。
また、300個までのファイルを同時に選択してアップロードできるのも特徴だ。アーカイブすることなく単体ファイルの状態でアップロードできるので、ダウンロードする側は必要なファイルだけをダウンロードできるメリットがある。数Mバイト単位のファイルがいくつもある場合に重宝するだろう。
さらにこれだけの大容量をサポートしながら、保存期間は7日と長い。たいていのファイル転送サービスでは、容量が大きくなるにつれ、保存期間が短くなっていく。これは大容量ファイルが長期間サーバを占有するのを防ぐための措置だが、本サービスでは1週間という長期間にわたってファイルを保存してくれるというから太っ腹だ。
一方機能的には、パスワードをかける仕組みがないなど、どちらかというと容量重視のシンプルイズベストのサービスという印象が強い。また保存期間は7日で固定されているので、すぐに受け渡しが完了する場合でも、何もしなければ7日間残り続けてしまう。すぐに削除したければ、URLと同時に発行される削除キーを用いて手動削除する必要があるが、こうした細かい使い勝手に関しては好みが分かれるかもしれない。
ともあれ、数あるファイル転送サービスの中でも制限事項が緩く、ユーザー登録も不要、さらに国産という安心感もある。画面遷移もシンプルで、わかりやすさについても折り紙付きだ。ほかのサービスで満足できなかったユーザーでも、一度は利用してみる価値がありそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」