海江田万里 経済産業大臣は3月17日、予測不能な大規模停電が発生する恐れがあるとして、より一層の節電を呼びかける声明を発表した。
17日は厳しい寒さの影響により電力需要が急増しており、計画停電を最大限実施しているにもかかわらず、東京電力管内における電力需要が16日の3250万kWを約400万kW上回るペースで推移している。
その結果、17日の供給力は3350万kWであるが、午前中のピークの電力需要量は3292万kWとなっており、すでに需給はギリギリの状況となっている。この状況が続けば、1日の電力需要がピークを迎える夕方から夜にかけて需要量が供給量を大幅に上回り、予測不能な大規模停電が発生する恐れがあるという。
海江田氏は不測の事態を回避するため、夕方から夜にかけて、最大限の電力使用の抑制、不要不急の電気機器の使用停止など、これまで以上に節電へ協力するよう呼びかけている。
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