AOLはThe Huffington Postの買収手続きが完了したことを米国時間3月7日に発表したばかりだが、このほど数百人の人員を削減すると認めた。
AOLの広報担当者は10日、米CNETとの電話インタビューの中で、米国の従業員200人を削減する予定だと述べた。200人の大部分はAOLで編集に関わる業務に従事しており、それ以外の従業員は他の部門に在籍している。さらに、AOLはインドでも700人を削減する予定だ。ただし、レイオフされる従業員のうち約300人は他の企業に移り、そこで引き続き財務やオペレーションなどAOLを支援する役割を担っていくという。
今回の人員削減は、AOLが2月に発表した3億1500万ドルでのThe Huffington Post買収がきっかけとなっている。AOLは今週に入り、すでに買収手続きを完了させており、The Huffington Postを正式にAOL MediaおよびAOL Local部門に統合して、The Huffington Post Media Groupを設立した。The Huffington Post創設者のArianna Huffington氏がプレジデント兼編集長として同部門を率いる。
この買収ではThe Huffington PostのスタッフをAOLが引き受けるため、同社は自社従業員の一部を削減して場所を空けることになった。それでも、AOLの広報担当者によると、同社の編集部門にThe Huffington Postの従業員が合流すると17人の増員になるという。
AOLは今後、編集スタッフを増やす計画だと、この広報担当者は述べた。だが、その場合にはフリーランスのジャーナリストを頼る割合が低下し、社内編集スタッフの採用が増えると思われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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