NRIセキュアテクノロジーズは3月9日、デジタルデータの情報資産を重要度別に識別、整理するソフトウェア「SecureCube / Labeling」シリーズのひとつとして「SecureCube / Labeling Standard」の販売を開始したと発表した。同シリーズで情報資産の利用状況を収集、結合して管理するサーバ向けソフト「SecureCube / Labeling Enterprise」の機能を強化したことも発表している。
SecureCube / Labelingは、情報漏えい対策の最初のステップとして、ファイル形式の情報資産を把握するため、ファイルを重要度別に識別、整理する。Standardでは、社内の機密度のポリシーを統一し、ファイルサーバ内の台帳作成を自動で行うことを、管理サーバを導入することなく実現するという。低コストで導入できるため、中小規模の企業や部門単位での導入を考える企業に適していると説明する。
またStandardでは、Windowsサーバ上のファイルについて自動で管理台帳を毎日作成できる。NASやファイルサーバ内に蓄積された大量のファイルを簡単に整理でき、自社内の情報資産を効果的に識別、整理できるという。
Standardに搭載された「属性情報追加」機能をEnterpriseにも追加する。この機能は、“機密、関係者限、社内限”などの機密度情報のほかに、作成部署や作成日、有効期限など、ユーザーが任意で設定する項目をファイルのプロパティに追加し、より詳細な情報資産の識別、管理を実現できるとしている。
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