中国のスーパーコンピュータ、国産CPUを搭載へ

文:Jack Clark(Special to CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、高橋朋子2011年03月08日 12時53分

 中国は、政府が支援する研究機関の開発したCPUを、2011年末までにテスト用スーパーコンピュータに組み込む計画だ。

 「Loongson」(竜芯)マイクロチップを搭載した高性能コンピューティングシステム「Dawning 6000」(曙光6000)は今夏にも完成予定だと、中国政府の機関紙である人民日報のオンライン版が報じている

 Dawning 6000は最大1万基のLoongsonマイクロチップを搭載する予定で、最終的には1秒間に1000兆回以上の浮動小数点演算(1000兆回は1ペタFLOPSに相当)を行える処理能力に達する見込みだと人民日報は伝えている。

 なお、同じく中国のスパコン「Tianhe-1A」(天河1号A)は2010年11月発表の世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」で首位に立ったが、こちらはベンチマーク速度が2.5ペタFLOPS、理論ピーク性能が4.7ペタFLOPSとなっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]