ソニー、PC「VAIO」春モデル--3D対応ノート、約23.9mmの薄型モバイルPCも

坂本純子(編集部)2011年03月08日 13時48分
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 ソニーは3月8日、VAIOシリーズのノートPCとして「Fシリーズ」「Sシリーズ」「Cシリーズ」3機種とボードPC「Lシリーズ」1機種を発表した。3月19日から順次発売する。

映像美にこだわった3D対応の「Fシリーズ」

  • 3D対応の「Fシリーズ」。デザインも一新

 16型ワイド液晶を搭載したFシリーズ(VPCF219FJ/BI)は、フルハイビジョンの高画質3Dに対応した。「フレームシーケンシャル表示方式」で、付属のアクティブシャッターメガネを用いて視聴する。ソニーの3D対応テレビ「ブラビア」とメガネを共有可能だ。

 Fシリーズの3D機能は、「もっと製品を早く出すこともできたが、この時期までかかったのはとことん品質にこだわったから」(ソニー)という自信作だ。

  • メガネとリモコンが付く

 VAIO独自の4倍速技術とLEDバックライト制御技術を組み合わせることで、「クロストーク」(二重像)を大幅に低減し、クリアな3D映像を実現したとしている。具体的には、左右の映像の切り替えの間に黒画像を挿入することで残像を防ぎ、画面上に右目用あるいは左目用の映像が正しく表示されているコマのみバックライトを点灯させることで、極限までクロストークを抑えられるという。

 2Dから3Dへの変換機能を搭載し、キーボード上に配置された「3Dボタン」を押すだけで、Blu-ray DiscやDVD、ビデオ、地デジ番組等のコンテンツを擬似的な3D映像にして表示できる。

 なお、3Dモデルはデザインを一新。2枚の板が浮かんでいるイメージをデザインしたという。市場想定価格は約25万円で、3月19日から発売する。

最長約8.5時間駆動、約23.9mmの薄型モバイルPC「Sシリーズ」

  • 拡張用のリチャージャブルバッテリーパックとポートリプリケーターを併用可能

 Sシリーズは、最長約8.5時間の長時間駆動を実現した13.3型ワイド液晶搭載のモバイルPCだ。約23.9mmの薄型ながら光学ドライブを備え、本体にアルミニウム合金とマグネシウム合金を採用することによって、高い堅牢性と約1.72kgの軽量な筺体を実現した。

 VAIOのフラグシップモデルとなる「Zシリーズ」を彷彿とさせるフルフラットでスタイリッシュなスリムデザインだ。Zシリーズは、ヘビーモバイラーを中心に人気を誇っているが、価格が20万円前後~と高額なことから「手にできる人が限られた側面があり、それをよしとは思っていなかった」という。Sシリーズは約16万円~と価格を抑えた。インテルの最新CPUとなるCore i5-2410MプロセッサとBlu-ray Discドライブを搭載した店頭販売の標準モデル(VPCSB19FJ/B)は、約20万円となっている。発売は3月19日。

 Sシリーズの特長の一つが、バッテリの長さと高い拡張性だ。内蔵のバッテリで最長約8.5時間駆動、別売の「リチャージャブルバッテリーパック(拡張用)」(1万9800円)を併用すると、最長約17時間の駆動が可能になる。拡張用バッテリは単体での充電も可能だ。このほかに「ポートリプリケーター」(1万9800円)も用意されており、USB 2.0ポート×4やVGA、HDMIポートなどを備える。拡張用のリチャージブルバッテリーパックの装着時も併用できる。

  • 薄型モバイルPC「Sシリーズ」。ピンクは店頭販売のみ

  • ブルーはVAIOオーナーメードモデルのみ

集光材によるビビッドな5色がそろう15.5型液晶搭載「Cシリーズ」

  • ビビッドな5色がそろう「Cシリーズ」

 Cシリーズは、ホワイト、ブラック、ピンク、グリーン、オレンジの5色がラインアップ。ピンク、グリーン、オレンジの筐体では、天板やパームレスト部分に集光材を採用し、透明感のある独特の色を表現した。集光材は、暗闇では光らず、表面から入射した光が集光材の中を乱反射しながら進んで端面から光を放出する特性を持つ。

 インテルの最新CPUであるCore i5-2410M プロセッサやグラフィックアクセラレータ「AMD Radeon HD 6470M」、Blu-ray Discドライブなども搭載。市場想定価格は約16万円で、4月9日に発売予定。

5秒でテレビが起動--「スグつくTV」搭載の「Lシリーズ」

  • タッチ搭載の「VPCL219FJ/W」

 Lシリーズは、大画面24インチのフルHDパネル(1920×1080ドット)を搭載。地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタルに対応したダブルチューナとBlu-ray Discドライブを搭載し、PC、テレビ、Blu-rayレコーダの1台3役をこなせるのが特長だ。

 「自宅に帰ったらすぐにテレビを見たい」──そんな要求に応えたのが、OSを起動せずにテレビを視聴できる「スグつくTV」だ。電源オフの状態からリモコンのボタンを押して、約5秒で地デジ(1波)の視聴が可能になる。さらに録画しておいた番組を見たいときは、リモコンの「TVアプリ」ボタンを押すと、裏でPCを起動させながらTVを見続けられる。準備ができたらPCのテレビ視聴・録画ソフト「Giga Pocket Digital」に移って録画しておいた番組などを見ることができる。

  • スタンドのデザインにもこだわった。多くの試作品を作り、角度や素材などを厳選したという

 なお、電源オフの状態から「WEB」ボタンを押すだけでインターネットブラウザを起動できる「Quick Web Access」機能も搭載している。

 Lシリーズは、液晶画面とベゼル部分に凹凸がなく、フラットなディスプレイを実現。テレビのように壁に設置することも可能だ。なお、タッチパネル機能搭載モデルでは、タッチパネルに加えてディスプレイのフレーム部分にもタッチ機能を備える。フレームの端を上下することで拡大や縮小ができるほか、ページ送りやウィンドウを閉じるなど基本的な操作が可能だ。

 市場想定価格は、タッチ搭載の「VPCL219FJ/W」が約22万円、「VPCL218FJ/WI・BI」が約19万円。いずれも3月19日に発売予定だ。

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