サムライインキュベートは3月8日、同社がとりまとめる投資ファンド「Samurai Incubate Fund2号投資事業有限責任組合」(Samurai Fund2号)からNagisaに投資することを発表した。
Samurai Fund2号は創業期のベンチャーを対象とした投資ファンド。Nagisaへの出資は同ファンドの2号案件となる。
Nagisaは2010年5月の設立。今回サムライインキュベートほか1社から増資を実施した。金額は非公開。同社はこれまでに、Twitterのフォロワー獲得支援ツール「TweetMatch」の販売や広告代理店業務を行ってきた。今回の増資をもとに、3月末にも新サービス「nagisa」のアルファ版を公開するという。
nagisaは、さまざまなECサイトでの購買履歴の時系列で公開し、友人と情報を共有できるサービス。購買履歴は1件ごとに公開、非公開を選択できる。
当面はアフィリエイトが主な収益源となる。今後は購買履歴情報をもとに、商品のレコメンデーションなどを行っていく。「ユーザーの嗜好(しこう)が分かれば、特定の属性のユーザーに対してピンポイントでマーケティングを展開することもできる」(Nagisa代表取締役社長の横山佳幸氏)
さらに将来的には、スマートフォンのGPSやカメラ機能などを使い、実際の店舗での購買情報についても共有できる仕組みを導入していくという。
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