シェアリーチャイナは3月1日、訪日中国人向けのクーポン共同購入サービスを開始した。中国人向けの日本情報ポータルサイト「杰街同步(JJ-street.com)」上で、日本国内店舗のクーポンのプロモーションを実施する。
シェアリーチャイナの関係会社でクーポン共同購入サービス「Shareee(シェアリー)」を提供するシェアリーとの共同事業となる。JJ-street.comでプロモーションを行い、実際のクーポン購入はSBIベリトランスが運営するECモール「佰宜杰(Buy-J.com)」上に専用ページを開設する形となる。
クーポン提供店舗への営業はシェアリーが担当する。今後は訪日中国人旅行者が好むと言われる、焼肉やしゃぶしゃぶ、寿司、居酒といった店舗などを随時追加していく。サイト上に掲載するクーポンの翻訳や購入したクーポンの一次受付はシェアリーチャイナが担当する。サービス開始時点では支払い方法はPayPalのみだが、3月中旬には銀聯カードでの決済にも対応するという。
シェアリー代表取締役社長でシェアリーチャイナ代表取締役執行役員CEOの田中正人氏は「クロスボーダーでクーポンを提供するサービスは調べた限りほかにない」と語る。また、訪日する中国人や日本在住の中国人らが、クーポン購入に高い関心を持っていると説明する。
しかし店舗は、言語の問題も含めて、彼らの集客方法を模索している状況だという。今回のサービスでは一次受付などをシェアリーチャイナが代行することでコミュニケーション上の不安も解消されるため、「旅行後に店舗の感想をブログやソーシャルメディアに書き込むことにより、口コミの広がりも期待できる」(田中氏)としている。
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