日立ソリューションズは2月1日、メールサーバアプライアンス「Messaging Gear」を2月14日から販売することを発表した。オープン価格だが、目安としてサポート料金も含めて500万円程度としている。米Sendmailが開発するソフトウェア「Sentrion」をベースにしている。
Sentrionは、メール配送やウイルス対策、迷惑メール(スパム)対策などメールセキュリティ関連の各種エンジンを搭載するアプライアンス向けソフト。日立ソリューションズは、ユーザー企業のネットワークやセキュリティ環境を事前にヒアリング、Messaging Gearをあらかじめ設定して出荷することで、ユーザーは製品到着後すぐに利用できるという。メールシステムの構築費用や期間を大幅に削減できるとしている。
Messaging Gearにはオプションを用意。IPレピュテーションと連携してスパムの流入を防止するメール流量制御IPレピュテーション(米Commtouch製)、McAfeeのウイルス対策エンジン、米Cloudmark製スパム対策エンジン、メールフィルタをベースにしたスパム隔離も用意している。
日立ソリューションズは、中小企業やISPの会員向けなどの大規模なメールシステムの構築を検討している企業などに販売していくという。今後はメールボックス機能などオプションを拡充することを明らかにしている。
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